今年は大好きな事を学ぶ年にするぞっと #かん味処

ビレバンぽいw


この1年で産直EC沼にどっぷりハマり、美味しい素材に優しい人という、家に篭りきりなのに人との繋がりや広がりを非常に感じた2020年。そしてその仲良くしてもらっている生産者さんたちとのやり取りの中で、魅力的な生産物をちゃんとその魅力のままに伝える事のお手伝いをやりたいなぁみたいな、ぼんやりした想いがぼんやりのまま少しずつ大きくなっている今日この頃。ほら、私一応野菜ソムリエだし(笑)そんなある日、「カンさん勉強会やってくれるってよ!」な話が舞い込んできた訳ですよ。しかもその勉強会は「産直における効果的なPOPについて学んでみる!?」みたいな話で、非農家ながら是非とも参加させてー!と手を挙げたんだ。私はこれでも少ーしだけ絵を描いたり文章を書いたりするし、現に何人かのPOPとか折り込みの商品説明なども作らせてもらったことがある。自分が伸ばせるというか効果を発揮できるのはここら辺じゃないかなぁと思ったりしたんだ。

カンさんらぶ!
講師として登壇してくれるカンさんって方が、これまたTwitterなどで仲良くさせてもらってる人なんだけれど、普段の交流ではまぁ紳士的なソフトな人だけど、ちらっと滲み出る変態的すごい人感がヤバい。味香りのスペシャリストで、商品開発のプロで、地域の美味しいの発掘からプロデュースまで手がける、まじガチな凄い人で、マーケも流通も開発もその他諸々もプロオブプロって感じで、もうワケ分からんちん。きっとどこぞの大手が「講師を招いて勉強会やります」って言ったら、結構な高額セミナーになるのだけれど、なんと今回の講座は商売じゃない。カンさんのお話が聞けるなんて!と、前のめりで手を挙げて参加させてもらったんだけれど、何でこんな凄い人が、全くお金にもならないような事をやってくれるんだろうと、ありがたさと共にちょっと不思議だったんだけれど、講義後のTwitterの呟きでちょっぴり理解できた。


このツイート読んで、ジーンとしちゃった。私はこれを受け取って考え続けて行くことができるのか!?と、背筋伸びる思いでございます!直接ご本人にお返しできるようなステキな事は何一つなさそうなので、恩返しじゃなくて恩送りの気持ちで。誰かに送れるものがあれば全力でやって行こうと思っているのであります。

さてさて、そんなカンさんの「”伝える”POPを作る〜産直茶屋”かん味処”」。かなりのボリュームのスライドまで用意してくれて、最初は講座スタイルで進行して、その後質疑応答。タイトルは「POPを作る」となっているけれど、POPだけに留まらず、棚・パッケージ・POPと、商品の魅力を伝えるための売り場と商品作りについて、事例や人間の行動心理なども交えずつ、贅沢に教えてもらった。POPを作る講座と見せかけて商品をいかに魅せるとはと言う深い話。それどころか「そもそも、野菜にPOPは必要か?」と、この題名の根本を覆すような立ち返りに、みんながざわざわすると共に、諸々言われながらも疑心暗鬼になってたウワベのブランディング戦略のメッキがボロボロと剥がれて面白い感じもありつつもますます混乱する思考の深さ。いやぁ、ホントに難しいよね。。。

ZOOMを使いながらのオンライン講座で、こんな贅沢な機会に一言も逃してやるかの気概でメモりながら聞いてて、終わって確認したら、メモ帳は4,300字程を超えてた(笑)筆が遅すぎる私にはこっちのメモの方が価値あるんじゃねーか!?などと思いながら、私の宝物にするぞっと(笑)
一番の学びというか、全然違う業種に従事している私にも共通して言える学びは「常識を疑え」「発想の転換」かなぁ。でもその場にいなかった人にとってはその温度感伝わらないありきたりの言葉な気がするので、何かの機会にもっと臨場感と共に伝えることができたらと割愛。(1番の共感点が割愛かよ!みたいなw)


PPOのメリットデメリット
何のためにPOPを利用しているか、POPのメリットデメリットも丁寧に言語化してもらって、なるほどなぁと、つい「付加」したがる価値についても立ち返る事になる。「POPが必要なのはパッケージの敗北とも言える」と言う言葉も印象的だった。

45度下の目線
POPじゃないけど「へー!」と初めて知ったのは棚のゴールデンライン。目線の斜め45度の箇所が、一番目が行くところで、確かにここ見るわー!と思った。そんな多岐に渡る講座の中で、講座タイトルのPOPの作り方の部分を抜粋

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■POP作成のポイント要諦
 1)3mと30cmの視点
  3mは売り場に立ってその「カテゴリ」が認知できる距離
  トマト売り場だな何か目立つものがあるな程度の情報量
   ex)黄色いトマトを置くと目がいく
  30cmは、パッケージを手にとって見る距離
  購買を後押しする情報が、パッケージに書かれていなければ、また棚に戻される。
 2)2秒に収める
  人間が一瞬で物事を認知できる時間
  パッと目に入り、記憶に残る言葉でならなければならない
 3)効果は「売場」だけではない
  記憶に残るコトバやデザインがあれば、それは売場を離れてもインパクトに残る
  時間や習慣に対するフレーズは行動判断に影響を及ぼすので、記憶に残りやすい
  季節や行事も同じように、その旬やタイミングでは想起させやすい
   ex)冷やし中華始めましたはすんごい優秀なキャッチ
 4)Twitterで訓練
  140文字の半分である70文字で伝えようとする(文字制限を通して、短文で伝える訓練をする)
  →あなたならワンフレーズで何という?
 5)よい・わるい・ふつう(POP写真を事例に良し悪しの評価)
  メリハリ 適切な文字サイズ 商品カテゴリ 売りポイント
    本日入荷など、時間的な情報は訴求力高い(使わないのもったいない)
    透明ビニルの場合光で白飛びすることもあり、見辛いので、写真などで補完するなどの手法も効果的。
    ボリューム陳列はやっぱり効果がある。綺麗より売れるを!
    POPには旬がある(タイムリーにテレビ放送された画面などあるとそれを求めて来た人にも伝わる)

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その場のその時の話を文字に起こしてもやっぱりボケた感じになるから勿体無いよなぁと、自分で書きつつ思ってる(笑)。そーなのよ。そーなのよ!!全然あのワクワクする感情が表現できなーい!!!そりゃお前のライターの技量を磨けよって話なので、「さいですわねー。善処します。。。」としか言えないのだけれど、ちきっと気持ち入れて気持ちも新鮮にお伝えできるようにどう頑張れるかも私の課題としてすんごく残った講座だった。私が食べたものや感じたこの感動を遜色なくそのまま伝えられたりすることができたならば、それは最高の幸せに近づける!私もっとガンバルゥー!舌の感覚まで表現できる人間になりたいよ!!!

最後の質疑応答の部分もそれぞれがそれぞれの立場で質問してて、それに対して的確なんだけれど夢だけを持たせないみたいな回答がものっすごく印象的だった。応援しているけれど信頼していないような言い回しと言ったら語弊があって怒られちゃうかもだけれど、ソフトだけれどあくまでも冷静で客観的に。私も手を挙げて聞いてみたけれど、自分が質問しながら課題が積み上がったような感じかなぁ。私にできることがあるんじゃろかい(笑)でも、片足までも行かなくても、爪の先位でいいので入りたいこの大好きな分野、よしよーーし!首突っ込んじゃうよ。大好きなカンさん、これからもよろしくお願いしますだし、光に集まるカメムシの根性でバチバチやる気でちゃうなぁ。なぁんて思った第1回なのでありました(第2回もあるってよ!!!)

課外活動勝手に宿題

ほーんと有意義で楽しい時間だったー!講義を聞いた後、その話踏まえて勝手に自分で課題としてPOPを作ってみるの巻。話を聞いてめっちゃ「へーへー。ほーほー。」と分かった気持ちになるけれど、やってみようとすると全然出来ないってオチもたくさんあるし、実践あるのみだよなと。そもそも私は非農家なので、一番大切で一番の魅力となる商品そのものを高めていく力はない。野菜ソムリエと言う立場で語るつもりなら、美味しい野菜をどう生活者にリレーションしていくかと言う所でもの考える私でなきゃいけないわけで、POPはその手段としても私が実践しやすいのであーる。と言うことで、勉強会に参加して、自分なりに噛み砕いてのPOP作り!
題材は何でもいいのだけれど、自分が作っている今から採れそうな畑の野菜で描いてみる。写真で食べるシーンを想起させる技法は、収穫前で写真が無いので横においておく。
【課題】
 商品:そら豆
 訴求ポイント:珍しい品種・旬の野菜・オススメは焼き・

POP描いてみた
あれもこれも書きたいことを書いても読まれないぞってことで、3mの距離からもパッと目につくものを、そして30cmの距離で2秒で認識してもらえるものを意識しながら描いてみた。やっぱり赤と黄色の組み合わせは目立つし、スーパーなどでその色が多用されているのはそのせいだなぁと再認識。
書くにあたり、珍しい品種は興味はあっても、どう食べるか考えるのも面倒なので、食べ方もあくまでもシンプルに訴求。今しか食べられないと言う季節感もちょっと入れたくて入れてみた。
描いてみての感想としては、「これは慣れと言うか訓練が必要」と言うPOP自体の感想と、「何を優先に誰に届けたいか、目の前のPOPじゃなくて手に取る人に描いていくこと」と言う、POPの意義の当たり前の事だった。このPOP見て食べたくなった人が1人でもいるなら私は嬉しい!

と言うことで、とっても楽しかった「かん味処」。次回以降もとっても楽しみにしております。
「他に期待する講座」は?と言うレポート課題があったけれど、あれもこれもありすぎるって事もあるけれど、自分という小さな枠で収まらない視点の講座が埋もれていそうなので、そこは「かん味処のウェーブに乗るぜ!」って気持ちで、学びと考えることを止めない!と言う気持ちで参加しようと思ってまーす(笑)


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