ヘルニアと貧血と体重激減（犬のおはなし）

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超長いので前編後編とかにしようかとも思ったけど、まとまらない文章で書いたまま公開なので、長文ままで。



旦那氏が胆石の手術をして、退院してホッとしてる矢先。というか退院した翌日。
我が家のワンコがパタリと動けなくなった。歩くどころか立てなくなった。
時々痛みでひゃーーんと鳴く事も。でも全く動けない。慌てて病院へ

その日は痛み止めだけもらって家に帰ったんだけど、立てないもんだからトイレもできないし、苦しそうだし、かんっぺきに表情も無くしちゃって、無表情で横たわる犬。。。翌日月曜日、別の病院にさらに駆け込んだ。
（犬にもセカンドオピニオン、ここら辺のお話は、機会があったらまた別で書きたい。）

本当に本当に良い病院に巡り会えて、そして首のヘルニアだということで、治療を始めた。
最初の3日間はステロイドの集中治療で、毎日日帰り入院。朝出社前に病院に連れて行って、日中何度か注射打ったりして、仕事終わって迎えに行って、そして夜中も私が注射を打つ。仕事前に間に合うように、病院を朝８時から開けてくれたりとかなりありがたかった。治療1日目にして少し表情が戻って、3日目にはプルプルと立ち上がれるまでに。日中留守番よりも病院に居てくれると逆に安心なので、あと2日延ばしてもらって、5日間の日帰り入院生活。

動けなくなってから1週間。少し歩ける位までは回復して、私は本当に嬉しかったんだ。トイレも未だに不自由だし、体中おしっこまみれなんてなっちゃうけど、それでもめっちゃ嬉しいんだ！介護なんかいくらでもやるから！

立てたり、体勢を変えれたりできるようになったものの、一度パタンと倒れると起き上がれずに「たーーすーーけーーてーーー！」みたいな感じで「きゅぃーーーん。」って鳴くので、はいはいはいって体戻してあげるんだけど、心配なのは日中。
仕事行ってる間、転んじゃって動けなかったらどうしよう。ってものっすごく怖いわけです。本人（本犬）の方がよっぽど不安だろうけど！なので、それからは毎日昼休みにダッシュで地下鉄飛び乗って、家まで帰ってる(笑)。3駅しか離れてないので何とか毎日帰る事ができる。ここ3週間で1日だけ「たーすーけーてー！」状態になってたけど、後はいつも寝てる。

今まで私が家に帰ると、「おかえりーー！！」って玄関にオモチャを咥えて迎えに出て来てくれてたけど、今は体を起こす事も無く寝たまま。話し掛けても目でちらっとこちらを見る程度で、基本動かない。切なくなっちゃう。それでも私が悲しんでたらもっと悲しいはずなので、元気にテンション高くいつもお話するんだけどさ。。。

日帰り退院生活が終わって自宅療養から1週間。病院へ。
「どうですかー？」って言われて「少し立てるようになったんですよー！」とかって喜んで、ワンコも良いトコ見せようとちょっと立ってみせたりとか。「おおぉ！頑張ってるねー！」って先生にも褒めてもらい、喜んでるアタシ。先生は色々触診したりしながら、「うーーーん。。。ちょっと血液検査だけしていいですか？」って言われて、「？あ、お願いします」とかって答えるアタクシ。

血液検査の結果「やっぱりちょっと貧血が進んでますね。。。先週血液検査したときも少し貧血気味だと思ってたんですけど、それがまた酷くなってます」と。犬の貧血とか私無知で考えても無かった。貧血度合いを測るヘマトクリットって値があるんだけど、犬の場合は35%〜55%位が正常値。
それが、うちのワンコの場合22％程度（その前が24％位）。これが10％台になると息も荒く動くのもしんどくてできなくなって、輸血とかも必要になってくるとか！
ええええーーーー？！ってホントに驚いた。そして、病院駆け込んだ時に13.5キロあった体重は12.5キロくらいになってて、少し痩せたなとは思ってたけど2週間で1キロも落ちてた。

とりあえず1週間様子見ましょうって事で、ヘルニアのステロイド剤貰って帰った。
鉄分取るぞー！ご飯食べるぞー！太るぞー！って、レバーとかモリモリ食べて、早く元気になるといいねーって言ってたら、翌日盛大に下痢をした。。。食べたものが悪かったのかちゃんと火を通してるつもりだったけど通ってなかったのか、ただでさえ辛い体にこんな事になってゴメン！と泣きそうになりながら看病。
下痢で脱水状態にならないようにお水飲ませて、水飲んでくれなくて困るから鶏ささみでスープ取って飲ませたり。
下痢も治らないまま翌日。その日は旦那氏が自分の通院（胆石手術後1ヵ月で最終検診）でお休み取ってたのでワンコをお願い。ちょこちょこ写真送って来てくれたりとか、状態教えてくれたりしてて助かったんだけど、仕事終わって家に帰って、「ありがとーー、いいこだったぁ？」とかって言ってて「ぎゃーーーーーー！！！！」ってなるアタシ。ワンコの玉ちゃんが玉ちゃんがめっちゃ晴れ上がって汁がどばーーって出てる！旦那氏も全然気付かなかったらしくて、一緒に「ぎゃーーーーーーー！！！」って(笑)
怪我する場所もないし、何が起きたか分からず、もう閉まっちゃう病院に電話かけて事情を話して、少しの間待っててもらって、タクシーで駆け込んだ。

「睾丸自体は腫れてないので、外傷だねぇ。。。下痢が気持ち悪くて舐めたのかなぁ。。。うーん、届かないよねぇ。。。」と、原因は不明ながら、玉ちゃん負傷ひどし。化膿しない為に抗生物質もらって、ついでに下痢の整腸剤ももらっておうちに帰る。

玉ちゃんは少しずつ膿んで非常に可哀想。そして下痢だのおしっこだので全身汚れても化膿してるからお風呂も入れれずに可哀想。。。

下痢も治ったけれど、今度は腸のガスの溜まりが増えて行ってお腹がパンパン。元々若い時からおならの多い子で、ガス溜まりやすい子ではあるんだけど、色々重なりすぎてて怖い。毎日30分位お腹をマッサージして、少しでもガスが外に出るように歌まで作って、歌いながらおなら祈願をしてる私(笑)

そして週末に再び病院へ。貧血の原因を探すため、エコー検査の予約を入れてたんだ。もし内臓に腫瘍とかがあって、そこから出血してたら、血を作るよりも出て行く方が多くなり、それが原因で貧血になってたりするからだ。貧血の原因が分かればその根本の治療が始まる。早く原因が分かって欲しいと思っていたし、もし深刻な何かが見つかっても、受け止めて頑張って行こうと考えてきてたんだ。
内臓は異常なし。これはこれでホッとする。ホッとして力が抜けて座り込みそうになった。
ただ、それでも体重は12キロを切ってて、11.8キロ。ヘマトクリットは更に低下して21.4%。「免疫性溶血性貧血の可能性があります」と。自分の免疫が、赤血球まで攻撃して破壊しちゃうって病気。
そして、「今回、色々病気というか症状が出ていると思いますが、それぞれに因果関係はないと思っています。なので1つずつ治していきましょう」と分かりやすく優しく伝えてくれる先生。安心してお願いできる病院でホントに嬉しかった！
ひとまず、ヘルニアは確実に快方に向かってる。深刻なのは貧血。免疫性溶血性貧血だった場合、これもステロイドで治療して行くんだけど、そうすると抗体を弱めることの副作用的に玉ちゃんの怪我の治りが遅くなり悪くなると。なのでまずは怪我を治してからの内科治療ということで、ステロイドも弱めのもののままで1週間様子をみることに。

それから数日間、ワンコの調子は非常に悪く、テンションは低いし動かないし出さない（うんこ）し、ガスがどんどん溜まってお腹もどんどんパンパン。腹水でも溜まってるんじゃないかと思う程お腹がどんどん膨れて行く。と、私に取って怖くて不安仕方がない状態。
お腹マッサージしてマッサージして少しでもガスを出して、なだめすかしてご飯を食べてもらい、食べないって言うと食べてくれるメニューを必死で考えて。。。
そしてそれと併せて全然知らなかった貧血についても調べたりして、ペットチニックという液体のサプリもご飯に追加した。ファイザー製薬が出している犬猫用のサプリ。鉄・銅・ビタミン類が入っているサプリ。良い事はあってもサプリなので悪い事はないだろう！と、すがる気持ちで買ってみたんだ。
週の後半は、少し調子がよく、おならしては我が家で拍手喝采！粗相しても嬉しいくらいだし、うんこした時にはもう踊りたいような気分！
金曜日の夜には「お散歩行くよー」って言ったら、なんと自分で玄関まで歩いたんだ！！！！きゃーー！嬉しい♡

そして本日、1週間ぶりの病院。
祈るように検査結果待ってると、ヘマトクリットが24%台まで回復！やったよーーー！！！体重も12.7キロ！（朝ご飯がお腹に残ってるので、もうちょぃ少ないだろうけど）

めっちゃ嬉しいよーーーー！！！！！
大きな声で叫びたい！嬉しいよーーーーー！！！！！

25％超えると、まぁ安全圏内です。って感じらしいので、来週の値が非常に楽しみでもあり怖くもある。がんばるぞーーー！！！

まだまだ不安な日が続きますが、絶対に乗り越えてもらうのだ。まだまだ仲良くきゃっきゃ楽しく頑張って行きたいのです！アタシが出来る事だったら全力で頑張るからねーーーー♡

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